ED治療薬以外のED治療(2) : カウンセリング
EDのうち心理的な諸要因によって引き起こされる心因性EDでは、心理療法がその治療の主体となります。
この心理療法は、一般心理療法と専門的心理療法に大別され、前者は支持的精神療法とも言われます。
これは、患者の悩みを良く聞き、良く理解し、患者の求めるところを十分に把握し、患者の心を支え、必ず良くなるという保証を与え、患者に回復への期待を与えるなど、カウンセリング的な手法を持ちいる最も基本的な心理療法です。
これは心因性EDだけでなく、器質性EDにも用いられます。
後者の専門的心理療法は、心因性EDの治療に用いられます。
所謂、夫婦間のトラブルなどのような日常の生活の場での現実的な心理的要因と、生育上の問題や心の奥底に潜む怒りや妬み、不安などの抑圧された感情や葛藤から起こった心因性EDの治療法です。
ただ、このEDの心理療法には問題が数点、存在します。
まず、患者さんが「まだ何も治療してくれない」と思っていることが多いということ。
薬をもらわなければ治療してもらったことにならないと思う患者さんが非常に多いのです。
また、EDの心理療法は長時間の経験と専門的知識をもった医師以外には出来ません。
しかも、心理療法は大抵時間がかかるのですが、厚生省は薬剤投与のような目に見える治療には診療報酬を高くし、心理療法には診療報酬を安くしか設定していないのです。
このあたりにも、日本のED治療に対する認識不足が見てとれると言えるでしょう。